冷凍式タンク
冷凍式タンク
加圧式タンク
冷凍式タンク
メンテナンス
研究開発

低温に耐える
半加圧完全冷凍式タンクプラントは積載する貨物に応じて異なる低温保持能力を有しており、エチレンの場合は-104℃、プロピレンの場合は-48℃まで冷却された貨物を積載します。このためタンク本体において、低温時のタンク材料のねばり強さや貨物との適合性等を吟味し、また確実に品質を確認、確保できるタンク材料及び接合材を材料関連メーカーと共に検討を重ね、十二分の検証を行っております。

エチレン船サドル部温度分布解析図

エチレン船サドル部温度分布解析図

タンクプラント監視パネル

タンク内の微妙な温度変化・圧力変化も見逃さず常に管理出来るシステムを開発し、搭載しております。航行中の変化しやすい海上の気圧変化、揺れ、振動などによる状況変化にもすかさずお知らせいたします。

タンクプラント監視パネル01
タンクプラント監視パネル02

8,700㎥ SP/FR式液化ガスタンクの搭載

8,700㎥ SP/FR式液化ガスタンクの搭載

低温を保つ
半加圧完全冷凍式タンクには周囲からの熱の侵入を防ぐための防熱が施工されますが、各使用温度に応じた防熱方法を採用すべく、タンクと防熱材間の伸縮の違いによるひずみ対策や船体側受台とタンクサポートとの取り合い等に特に入念な検討を行っており、使用に供される期間に極力メンテ労力がかからないよう品質確保に努めております。


低温へ冷やす
各貨物を低温に保持したり、積荷時より液温をさらに低温にするための再液化装置が設備されていますが、各貨物の所要クールダウン速度等の顧客要求を満足させた上でメンテナンスの負担のより少ない装置を提供することを目標に取り組んでいます。 本船完成後のガストライアルによる性能確認試験により貨物配管システムやカーゴポンプ等機器類を含むカーゴタンクプラントの健全性を確認させていただくと共に、その後の貨物満載試験を兼ねる最初の積荷役にも立会し、防熱材のコールドスポット検査により防熱システムの健全性も確認させて頂いております。


キャリアー01

1,520㎥ 液化エチレンガスキャリアー

キャリアー02

3,000㎥ 液化エチレンガスキャリアー